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◆皮の疑問にお答えします

1.皮は暑い?

皮は、裏地がついていると暖かくなります。裏地がついていない場合は保温性がありません。冬は裏地のあるものを、春夏秋は裏地のないものをおすすめします。
特に豚皮はもめんの様に、ラム皮はシルクの様に使い分けると良いです。

2.皮は水に弱い?

皮は鞣(なめす)時に5t程の水を使うので、とても水に強いです。皮の種類によっては、家の洗濯機で洗う事もできます。
洗剤を入れて水洗いで良いです。濡れている時に熱を加えると縮みますので、乾燥機は使わない方が良いです。
洗濯物と同じように干して、乾いた時ドライアイロンでシワをのばせば良いのですが、着ている間に伸びます。蒸気アイロンはやめましょう。
水に強いので雨降りでも着ていただけます。

3.皮はカビが生える、臭い?

これは全く生えないとは言い切れません。濡れたまま保管するとか空気を遮断した場合の時です。主にカビが生えるのは、皮の鞣の仕方にあります。
丁寧に時間をかけ、水をたくさん使い鞣した皮は良質です。手間をかけた皮は臭いもしませんし、カビも生えません。
なるべく密封を避けて保管しましょう。

4.皮は扱いが大変?

皮は経済的で扱いも楽です。というのは臭くならず丈夫だからです。洗濯の必要もなくハンガーにかけて置くだけで長く使う事ができます。
ほこり等が気になる場合はカバーか布をかけて置くと良いです。
光の当たる所だと色が変化する場合もありますので、移動させるか光をさけて保管すると良いです。
油が必要な時もありますが使っていると手の油で保湿してくれます。自然素材の木や繊維等と同じで生きているのです。だから皆、土にかえるエコなのです。

5.汚れたらどうする?

ブタ皮と牛皮は洗濯機で洗うこともできます。
水だけで洗ったり拭く場合と洗剤を使って汚れをとる場合がありますが、ラム皮などは専門家に洗ってもらった方が良いです。
自然の汚れの場合、皮の艶や味が出て良い感じになったと判断する場合もあります。スエード面よりヌバック面の方が汚れません。
色カケとかは、専門家に任せた方が良いです。

6.重い?

皮がとても厚い場合と鞣(なめし)方の違いによって重くなる場合があります。かんがるでは、基本的に重い皮や臭い皮は扱わないようにしています。
良質のものを選ぶ事が大事です。

7.皮は蒸れる?

ビニールと皮を合わせると蒸れますが、皮だけでしたら吸湿性があり蒸れません。

8.皮は皮膚にやさしい!

最近は、マスク等にも利用しています。豚皮のマスクは毛穴が開いていますので空気も通り、夏は汗を吸収します。臭くならずぴったりです。
あせもなど出来やすい人には特に良いです。寒暖差が最近ひどくなって来ましたが、皮が身を守ってくれる。(暑さにも寒さにも適応する)冷房などにも適応。
皮は摩擦に強く太陽光を遮断しますので、砂漠では皮の水筒を持ちます。

◆毛皮への疑問にお答えします

1.毛皮は重いし保管が大変?

これも皮と同じで厚い物、鞣の悪いものは重いです。昔は百年とか使うため厚い物が使われました。今は軽く仕上げてある物が、良質とされています。
空気の通る、光の入いらない場所だったら、かけて置くだけで毎年洗濯は必要ありません。

2.雨や雪に弱い?

寒さに耐えるために着るのが基本ですから雨や雪は平気です。毛皮に油が乗っているため、身体にしみてこないので乾くのも早いです。
皮や毛皮の基本は、生きて行くために必要だったものがファッションになったものです。

3.着ていく所がない・・・

大げさな感じでなく、普段の寒さ対策と思えばいろいろ工夫もできます。リメイクすると身近かに着られます。
セーターにくっつけたり、ハンドウォーマー・レッグウォーマーにしたり、ベストにしたり、上衣(ブラウス感覚)に加工したり・・・。
摩擦に強いので、転んだ時など身を守ってくれます。実用とおしゃれを組み合わせると楽しくなります。

4.ムートンと毛皮はどう違うの?

毛足の短いムートンは、夏に最適です。汗を吸収するのでベタつかずサラサラ。体温に合わせて調節してくれます。リラックスできお昼寝に最適です。
ムートン等は、自宅で洗えます。とても丈夫なので洗っても良いのです。
毛皮は、瞬間に暖かくなりますが、ムートンはジワッと暖かくなり体温に合わせてくれます。
ゾクゾクして風邪を引きそうになった時は、毛皮を着ると身体を暖めてくれます。